今から1300年前に奈良時代の高僧・行基がこの地で温泉を発見したことに始まる山中温泉。
俳聖・松尾芭蕉が日本各地を旅した奥の細道の途中、元禄2年7月27日に山中温泉を訪れ、9日間滞在したといわれいます。その滞在期間に、温泉につかり、風光明媚な景色を楽しむ中で生まれたのが、「山中や 菊は手折らじ 湯の匂ひ」の句を詠み、山中の湯を、有馬・草津と並ぶ「扶桑の三名湯」と讃えたと言われています。